初心者に人気なのはRuby?PHPと徹底比較
Web開発で人気のプログラミング言語
ショッピングサイトや企業のサイト、Webアプリなど、Webサービスの開発と一口にいってもその種類はさまざまです。Web開発に使われる言語もさまざまで、Webに特化したPHPをはじめ、JavaやRuby、Perl、HTML5やCSSなどはよく知られているところです。この中でも、Web開発ができて初心者にも学びやすいとされている言語が「PHP」と「Ruby」です。これら2つの言語は、プログラミング言語のランキングでも常に上位をキープしている定番の言語ですが、近年はPHPを使う若手の空洞化が進んでいることが問題視されています。
PHPとRubyの特徴
PHPはHTMLに組み込む形でコードを書いていくという使われ方が多く、デザインとコンテンツと機能それぞれの部門で分業しやすい特徴があります。動的なWebサイトも簡単に作ることができるので、Web開発初心者が最初に手がける言語として人気があります。日本におけるPHP開発者の数も多く、わからないことを調べる際の日本語情報に困ることはありません。フレームワークの種類も豊富なので、開発効率という観点から見ても優秀な言語です。
Rubyの特徴は、Ruby on Railsというフレームワークで効率的に開発を進められるところです。デザインやコンテンツも含めて開発を行うことが多いので、Rubyの他にHTMLやCSSなどのスキルを持っておくと仕事の幅が広がります。
PHPとRubyでは、利用人口が多いぶんPHPのほうが単価の差が激しいため、Rubyのほうが高単価でPHPは低単価という傾向が見られます。Rubyの場合、Web開発に使われるフレームワークがあることにより、開発効率を大幅にアップさせることができるので、多くのWeb開発初心者から注目されています。
PHPとRubyではどちらの言語がいいの?
PHPもRubyも、Web開発初心者に向いている言語であるという点は一致しています。どちらの言語から学ぶにしても、一方を身につけられる人ならもう一方のスキルも身につけられるでしょう。どちらがいいかは今あるスキルやこれからやりたいことに応じて考えていくことをおすすめします。
PHPは、スクリプト言語でプログラミングを学びたい方や他の分野とはしっかり分業したい方などに向いています。Rubyは、別のプログラミング言語からもっと開発効率のいい言語に乗り換えたいと考えている方やチーム開発に関心がある方などに向いています。プログラミングに初めて触れるという方は、まずPHPからスタートし、次にRubyへと移行していくのはいかがでしょうか。最終的にどちらの言語も操れるようになることで、エンジニアとしての価値を上げることにつながるでしょう。