PHPの将来性を考える

空洞化が進むPHPのデメリット

よく言われているPHPのデメリット

LINEで送る
Pocket

PHPはデメリットばかり?

プログラミング言語をひとつ選ぶのは大変なことです。どの言語にもメリット・デメリットがあるので、比較すればするほどわからなくなってくる場合もあります。人気が上位の言語だけで比較しても迷うぐらいなので、あまり知られていない言語まで精査することはなかなか難しいのが現実です。そうなると、人気のある言語に注目が集まることになります。PHPは長く世界で使われてきたメジャー言語のひとつですが、若手の間では空洞化が進み、その評判は賛否の分かれるところとなっています。使う人が多いからこそ幅広い意見が集まるともいえますが、これから言語を選択する人にとって世間の評価は気になることでしょう。
PHPについて知るために、あえてデメリットに着目してみましょう。デメリットとその対処法についてあわせて知ることで、印象が変わるかもしれません。

標準関数が複雑

PHPは20年以上の歴史がある言語です。プログラミング言語はトレンドの影響を受けやすく、PHPもその影響を受けて進化してきました。幾度もバージョンアップを繰り返しながら第一線で活用されてきましたが、標準関数に与えた影響は大きく、名前だけではどんな関数なのかがわからない状態にまで膨らんでしまいました。互換性維持のことを考えると一度決められた標準関数を変えることはできず、これから先も現在と同じように使っていくことになります。解決方法としては、出来る限り覚えてしまう他にありません。ポイントは、覚えやすいものやよく使うものから優先的に覚えていくことです。

自由度が高すぎる

次のデメリットは、記述の自由度が高すぎるということです。自由度が高いということはメリットにもなる部分ですが、自由度が高すぎるゆえに記述がばらつきやすいという弱点があります。記述がバラバラで困るのは、システムの保守性を下げてしまうことです。一貫性がある記述なら誰が手を入れても同じように実装出来るところなのに、自由度が高いゆえにそれが難しくなってしまうのです。PHPを使いこなすようになると、自由度の高さがデメリットになってくる場合もありますが、初心者にとっては学びやすい言語です。

実行速度が遅い

最後にご紹介するデメリットは、実行速度の遅さです。PHPをJavaやC#と比較すると、速度の面ではPHPが負けてしまいます。スクリプト言語はコンパイラ言語に比べて速度が遅いので仕方がありませんが、実行速度の遅さはベテランになればなるほど気になるポイントです。PHPのバージョンアップによって以前より速度が向上していますし、スクリプト言語の中で特別遅いということでもないので、その部分を割り切れればそれほどのデメリットにはならないかもしれません。

PHPはどうなる?

PHPの空洞化が進んでいる現状についてあらためて分析しつつ、PHPの将来について考えるサイトです。お問合せはMAILにお願いします。